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紀伊海岸南下計画「 加太③ 海の上の墓 」

関空を歩くときは 加太の山をおもうと思う
ようやく謎が解けた というより
土地の人にはみな 周知のことだった
二つの山の名があるだけ 何度か訪れた
この広大な 灰色の更地は なんやろう と

初めは 県下の土地開発のための 土砂採石地かと
次にその南の 新日鐵住金の埋め立てのものかと思い
でも それにしては草もなく 昔のことでなく進行形のような。。。


R0070013.jpg

聞けばバブル期 関西国際空港建設のための 採石地であると
「コスモパーク加太」と名付けられた一帯
うちの近所のおっちゃんも その当時
巨大なトラックを見物に 訪れたという

新興住宅地とし 売れること期待した県の事業
実現することなく 今は一部がトマト菜園と
太陽光発電のパネルが 敷かれた光景に
エネルギーとはなんやろう と不思議な気持ちになった

大阪湾に眠る 加太の山
空港は 巨大な墓に思えた


R0069923-2.jpg

帰り道 寄るつもりない脇道はいると
左右の採石地とは対照的な 細い道
秋桜のさく中 新築の家と 江戸期とみられる
旧家の点在する田園風景つづく 日野の集落だった
地図から その灰色の地にはさまれ
ひっそり息づいているのが わかる


R0069924-2.jpg

その山肌 人ひとり通れる道歩いてみると
小さなお寺をみつけた 光福寺
今てもとの本に 山伏の修行場の跡が
とあるが気づかず

古い砂岩の墓石が集まる 無縁仏
横に彼岸花は もう枯れてしまっていたけれど
この石仏が ぜんぶ見聞き わかっているような気がし
その面立ち 寺の名とあいまって
少し気持ちが 穏やかになった

和歌山市加太




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