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器に絵が描かれている時
器を窓のように感じる時がある
まるい皿に絵付けされたものは特に
円形はレンズのよう
のぞき見る感覚になるので

手にとって楽しむものが
窓のように感じられるのは面白い
硬質な表面の向こう側
ひとつひとつの器の中に世界がある
窓としての器

ひょんなご依頼から描いた風景画が
大倉陶園の器に絵付けされました

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初めて本堂のお花を生けさせてもらった
花はこの二種のみが用意されていて
あまり考えず 絵と同じよう後ろの方から決めていく
水切りしながら茎をくるくる
花がええ感じに見えてくる角度がある

終えた直後はわりとすいすいできたと思ったものが
ご本尊の前に飾り お勤めの位置から正座し仰ぎ見ると
ぁぁすこし立体感が乏しいなぁ

仏像は下から見られること計算し造られているときく
お花もその意識が大事なのやろうか
次回はもう少ししゃがみ 仰ぎみながら生けてみよか

うちでは真冬でも 冷たいこの縁側で
他のお寺さんでも様々
こうやって生けておられるのやなぁと改めて

そうして本堂を出る一礼のとき不思議な感覚が
いつもは どろどろした自分に
ご本尊の厳しい目を感じているけれど
この時は月並みな言葉やけれど ありがたいなぁ。。。
その気持ちがいつもより増していて
それは荘厳 -しょうごん-(お飾り)の中でも
こちらの手の関わりが多い大切な部分に
参加させてもらったことから来るのかも知れない

これから手を合わす時
そうでないところでも
花の味わい方が変わりそう


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はるばる東京から絵を描きに
アニメーション作家の有吉達宏くんがやって来た
紙を水張りした1mほどのパネルとイーゼルを持って

二人で白い岩の海岸を歩き
浜で棘皮生物を拾い
彼はモチーフになる石を
僕はウミガメの甲骨を採集

「砂地だと思ってました~;」
振り向くと 彼の両膝から下は びしょ濡れに
水面に色んなもの浮く潮溜まりに踏み込んだらしい

滞在中お互いの作品を前に色んな話を
彼は感じてるものを丁寧に言葉に紡ぎ出せる人

以前から僕の作品に反応してくれており
彼は僕のことを先生;と言うけれど
その言葉にこちらが気付かされることも幾つか

海と山に囲まれた町の宿 その小さな一室で
石からイメージされた生命体のような絵が
育っていく様子は不思議なものでした

写真は僕の絵を観る有吉くん


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その時は突然やって来た
夢に見たウミガメの甲骨との遭遇

探しても見つからないのに
思わぬ時に足元にいる
プレゼントとはそういうものらしい

甲長が50cmほどなのでまだ子供かと
調べてみると どうやら
絶滅危惧種のアオウミガメの可能性が

おそらく今年も開催されるであろう
自然博物館の標本展に出品するのは
このお方になりそう